劇的変化! 日本が中距離ミサイルを配備 ─ ニッポンの新常識 軍事学入門 74
2026.07.29
2026年9月号記事
ニッポンの新常識
軍事学入門 74
劇的変化! 日本が中距離ミサイルを配備
世界の流れを正しく理解するための、「教養としての軍事学」を紹介する。
元陸上自衛隊中部方面総監
山下 裕貴
(やました・ひろたか)1956年、宮崎県生まれ。第三師団長、陸上幕僚副長、中部方面総監などの要職を歴任した元陸将。陸自の特殊部隊「特殊作戦群」の創設にも携わる。現在、千葉科学大学と日本文理大学の客員教授を務める。著書に『オペレーション雷撃』(文藝春秋)。
中国の脅威が高まる中、自衛隊は、鹿児島から沖縄までの南西諸島に地対艦及び地対空ミサイルの部隊を配備し、中国軍の接近を阻止して、太平洋側に出させない態勢を構築してきました。
その進捗状況を言えば、すでに奄美大島、沖縄本島、宮古島、石垣島にミサイル部隊(12式地対艦誘導弾)を置き、形としてはでき上がりました。今後は普通科部隊(歩兵)などを増強し、防衛態勢を強化する必要があります。
その中で注目すべきは、今年3月に従来型より射程が長い、約1000キロメートルの地対艦ミサイル(25式地対艦誘導弾)を熊本県に配備したことです。
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