アメリカの強さを示し、中露分断を狙うトランプ政権【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2026.06.03

アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

トランプ大統領の北京訪問(5月13日~15日)後、台湾・財信メディアの謝金河(しゃ・きんが)会長は次のように語った(*1)。

「今回の米中会談は、トランプ氏が綿密に練り上げたシナリオであり、計算尽くされたパフォーマンスだった」「トランプ氏が主役であり、習近平主席はホスト役として、演出に合わせる脇役に過ぎなかった。この盛大な会談は、米国が国威を誇示するためのものだった」

謝金河は特に2つの出来事に注目している。1つは、「トランプ氏の訪中前に、米軍の輸送機C-17が、電子戦車や通信システム、大統領専用車『ザ・ビースト』を含む数千トンの物資を輸送したこと」だ。

「この大掛かりな態勢は、米国の国威を誇示しているようだ。トランプ氏は、世界中の人々の注目が集まる場で、『米国は再び偉大だ』と示したのである」

(*1)2026年5月16日付中国瞭望

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タグ: 中国包囲網の現在地  トランプ  アメリカ  澁谷司  台湾  米中会談  謝金河  中露分断  ロシア 

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