真理の舞台になった歴史 [第18回] - 敵を裁かなかったリンカン大統領

2023.03.29

2023年5月号記事

真理の舞台になった歴史

幸福の科学学園で歴史を教える桜沢正顕教諭が、大川隆法・幸福の科学総裁が法話や霊言で言及した象徴的な歴史的事象について解説します。

第18回

敵を裁かなかったリンカン大統領

桜沢 正顕

幸福の科学学園中学高校 募集広報主任 社会科主任 チアダンス部顧問

アメリカ史の転換点となった南北戦争。国が分かれて戦い、約4年間で60万人を超える犠牲者を出しました。この危機に、国家分裂を防いだのがリンカン大統領です。

1776年7月4日の独立宣言後、アメリカは西部開拓を進めますが、その過程で商工業が発展した北部と、奴隷を使役した大農場経営が拡大した南部の対立が強まります(*1)。北部の利益を代表する共和党と、南部を中心に奴隷制に賛成した民主党の意見がぶつかる中、1860年の大統領選で共和党のリンカンが当選します。

これに対し南部諸州は翌61年に「アメリカ連合国」をつくり、連邦政府からの離脱を表明。国家の統一維持を主張するリンカンと衝突し、南北戦争が勃発しました。

(*1)独立宣言には、「all men are created equal(すべての人間は平等に創られた)」という建国の精神が記されたが、これは当時「アメリカの市民権を持つ男性は平等だ」という意味であり、黒人奴隷は「人間」に含まれていなかった。

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