カトマンズのネパール支部精舎で、地域住民に炊き出しが行われた。

2015年7月号記事

The Liberty Opinion 1

幸福の科学グループが支援活動

震災に乗じる中国からネパールを守れ

同精舎は地域住民に水と食料を配布している。多いときには、百数十人が列をつくる。

ネパールを4月下旬に襲ったM7・8の大地震は、多くの被害をもたらした。死者数は8千人を超え、約56万棟の建物が全半壊し、世界遺産を含む宗教建築も数多く倒壊した。

各国政府はネパール政府に、救援部隊などの支援を申し出た。

そんな中、 中国は救援活動を口実としてネパールに対する影響力を強めようと画策。 習近平国家主席は「必要なあらゆる支援を提供する」と述べた。

中国はすでにアメリカを超える資金援助を申し出ており、ネパールも中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に支援を求める計画だ。中国の影響力拡大を警戒するインドも積極的な支援を表明している。

一方、日本はネパールに特別な利害関係がなく、純粋に支援ができる。 4年前の東日本大震災では、ネパールからも温かい支援をもらった。今度は日本が恩返しをする番だ。