インド・ムンバイで、このほど行われた第102回インド科学会議で、7000年前の古代に惑星間航行ができる航空機がインドにあったことが発表され、波紋が広がっている。発表したのは、インドの元パイロット養成学校長のアーナンド・ボダス氏。

米ワシントン・ポスト紙によると、ボダス氏は「古代インドの航空機テクノロジー」という講演で、「世界初の飛行機はライト兄弟でなく、約7000年前の古代ヒンドゥーの賢人がつくっていた」「その航空機は、前後左右に自由に動き、惑星間も移動できた」と発表。それは、サンスクリット語で書かれたヴェーダに記述があり、エンジンや排気システムなど、現代の科学技術を超えたレベルのものであったと主張した。

しかし、これに対し、NASAの科学者ラム・プラサド氏が、「神話と科学を混同している」と猛反発。内容を撤回するようネットで署名を募った。ノーベル賞学者などにも連絡し「疑似科学を認めると、科学への信頼や子供たちへの裏切りになる」と指摘している。

地元のムンバイ・ミラー紙によると、サンスクリット語の古代文献には、航空機の作り方、パイロットの制服、食事、7種の燃料などの記述があるという。関係する学会などはこれを無視しているが、サンスクリット語で書かれた他のインドの古代神話には、超古代文明が核戦争で滅びたと読める記述があるという説もあり、関係者の間で議論を呼んでいる。

また、時代は新しくなるが、旧約聖書のエゼキエル書にもUFOと思しき記述がある。7000年前のインドに現代よりも優れた科学技術が存在していたのであれば、紀元前約600年頃の程度の昔に、UFOが存在してもおかしくはないだろう。

UFOや予知、念力や転生輪廻といったスピリチュアルなものは、pseudo-science(疑似科学)と称され、"正統派科学"とは区別されている。しかし近年、臨死体験やエイリアン・アブダクションなどの報告が急増し、正統派科学者たちが研究する事例も多く、無視できない状況になってきている。

そうであるならば、こうした不思議な世界を無視し続けるのでなく、その謎へと切り込むことこそが、本来の科学の使命ではないか。(純)

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