イギリスのサウサンプトン大学などの研究チームが、人間は肉体的に死んだ後も、意識を持ち続けている可能性についての研究結果をまとめ、その研究論文がこのほど欧州学術誌「Resuscitation」(電子版)に発表された。9日付AFP通信が報じた。

研究対象は、心停止した患者2060人で、そのうち蘇生した患者330人中101人に詳細な聞き取り調査が行われた。研究結果によると、心停止から蘇生した患者のうち、臨死体験を報告した患者は9%で、2%の患者は、心停止中に何かを見る、聞くなどした出来事を明確に思い出せると答えたという。