フランスとチリが、UFOの調査で正式に協力することに同意し、今後さらなる解明のために知識・情報を共有することになった。米フロリダ州のヘラルド・トリビューン紙の記者がブログで明らかにしている。

フランス側の機関は、アメリカのNASAにあたるフランス国立宇宙センターCNESの内部機関である未確認飛行物体研究所(GEIPAN)。チリ側は、アメリカで言えば連邦航空局にあたる組織の一部、異常空中現象研究委員会(CEFAA)。

これら政府公認UFO組織の代表たちが、6月にアメリカ、ノースカロライナ州グリーンズボロで行われたUFO科学調査シンポジウムに参加して、いわば意気投合し公式に協力することに同意した。ちなみにチリは、以前にもウルグアイの同様の機関と提携を結んでいる。

関係者たちは、この動きにアメリカも巻き込みたいと考えているが、表向きアメリカ空軍は研究の必要性を認めておらず、イギリス政府などは「国防上、UFOは重要ではない」と公言している。とはいえ、情報公開法を使ったリサーチの結果、多くの政府機関がUFOの記録を管理しており、UFO研究家たちによって、政府の公言はあくまでカモフラージュであることが分かってきている。

ひるがえって日本の場合はどうだろう。2010年、元自衛隊空将による『自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO』(佐藤守著 講談社)という本が出版され話題を呼んだ。それによると、UFOの目撃時に自衛隊機の機体に異常が起こるなど、自衛官にとってUFOは重大テーマであるだけでなく、領空内の正体不明機の無視は国防上の重大事項でもある。にもかかわらず日本はUFOの部門が存在しないのだ。

『「宇宙の法」入門』(大川隆法著 幸福の科学出版)で、生前、著名な宇宙人コンタクティ―だったジョージ・アダムスキーが次のように霊言をしている。「宇宙に人を送っているような国の政府は、(宇宙人の実在を)もう知っております」「日本だけが、全然、駄目ですが、これは、日本人が、戦後、駄目だからですね。日本人が、地球を指導し、宇宙を目指すなら、宇宙人は日本にも接触してきます」

すでに日本は世界の公然の秘密から取り残されている。宇宙の視点からも「戦後レジームからの脱却」が必要なようだ。(純)

【関連記事】

2005年10月号記事 もはや空想ではない! 最新UFO事情

http://the-liberty.com/article.php?item_id=285