ロシア・チェリャビンスク州で15日の朝に隕石が落下し、1500人のけが人を出した事件で、上空での爆発の直前に、謎の光が斜め後方から隕石を貫通する動画がネット上に出ている。

もし隕石が爆発で3つに分裂せずにそのまま地面に衝突していたら、100メートル級のクレーターができる大事故になって、被害がさらに大きくなっていたとも言われる。この「謎の光」が大惨事を防いだ可能性もあるが、今回、隕石を迎撃したという声明をロシア政府は出していない。この動画がフェイクでなければ、「謎の光」は未確認飛行物体とも考えられる。実際に、この考えを裏付ける情報がいくつかある。

2012年12月、ロシアのメドベージェフ首相はテレビ5局の共同インタビュー直後に「ロシアでは大統領を交代する時、核のボタンと一緒に『極秘』ファイルが渡される」「それは地球に来た宇宙人に関する資料で、専門の特殊部隊が作成したものだ」と、冗談とも本気とも取れる発言をしている。

また、ロシア連邦気象観測環境監督庁は隕石落下の前日夜に、チェリャビンスク地方の空で、「光るループ」が観測されたと発表している。これに加えて、同庁は「爆発には強い化学的なにおいが伴った」と指摘し、「チェリャビンスクに落下したのはUFOである」との見解を示している。

ロシアは何らかの形で宇宙人に守ってもらっているのかもしれない。

現時点で、地球の技術では、直径45m以上の小惑星について、1週間前に衝突を予告することまでならできるという。しかし、ロシアでも小惑星の衝突予測や迎撃について議論しているが、慎重な意見も多い。今回の被害額約30億円に比べて、迎撃システムの構築には約2000億円かかることや、今回のように小惑星が落下する頻度が100年に一度であることなどが理由として挙げられている。(19日付ロイター通信)。

もし、ロシアが宇宙人との間で何らかの協定を持っているために、今回、隕石から助けられたなら、それはある意味で"宇宙版ALSOK"に相当するのではないだろうか。日本政府はその点、ロシアに聞いてみてはいかがだろう。(居)

【関連サイト】

The Voice of Russia チェリャビンスク近郊の隕石 UFOによって撃墜か (新ビデオ)

http://japanese.ruvr.ru/2013_02_18/105174170/

【関連記事】

2013年2月18日付本欄 隕石の「迎撃」に、ミサイル防衛システムを使え

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5625

2013年2月15日付本欄 ロシアに直径10mの隕石、500人以上が負傷 空からの危機に備えを

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5610