《ニュース》
オーストラリア・シドニー郊外で、犠牲者が15人に及ぶ凄惨なテロ事件が起きました。
《詳細》
豪ボンダイビーチで14日、男2人による銃乱射事件があり、子供から高齢者まで15人が死亡、負傷者は約40人に上りました。容疑者の2人は10分間にわたり数百人に向けて発砲。2人はパキスタン系の親子で、父親は射殺され、息子は重体となっています。
当日、付近ではユダヤ教の祭典ハヌカの行事が行われており、1000人以上が参加していました。豪当局はユダヤ教徒を狙ったテロと認定。容疑者の息子は、過激派組織「イスラム国(IS)」とのつながりがある疑いで、2019年に当局から聴取を受けていました。
実際に、親子の車からは爆弾とISの旗が見つかっており、また親子は事件の数週間前にIS関連のネットワークが活動していることで知られるフィリピンの地域を訪れていたことが分かっています。
アメリカやドイツでも、テロ未遂事件が起きています。
米司法省と連邦捜査局(FBI)は15日、カリフォルニア州で12月31日に計画されていた大規模な連続爆破テロを阻止し、容疑者4人を拘束したと発表しました。
容疑者は、極左で親パレスチナ、反政府、反資本主義の「タートル・アイランド解放戦線」のメンバー。手製の爆弾などを使ったテロ対象には、ロサンゼルス周辺の2つの企業や米移民・関税執行局(ICE)が含まれていたとされます。容疑者はイスラム系移民ではなく、ロサンゼルスの高級住宅街出身だと報じられています(15日付米ニューヨーク・ポスト紙)。
またドイツ警察は12日、クリスマスマーケットに車両を突入させ、多数の死者を出す計画を企てた疑いで、5人の男を逮捕しました。容疑者は、3人のモロッコ人、エジプト人、シリア人だといい、過激なイスラム主義の持ち主とされています。
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