水橋宏大
水橋宏大 代表

佐藤恵一
佐藤恵一 副代表
(埼玉県東松山市議)

幸福実現党が23日、「介護保険制度のあり方を根本的に見直す連絡会議」(代表:水橋宏大:党選挙対策本部 富山県・石川県担当)を設立した。

同連絡会議は、こう訴える。

「党の宗教的理念とその理念に立脚する『小さな政府・安い税金』の考え方に基づき、社会主義的な現行制度を見直し、選択の自由を尊重した民間保険型の介護システムへの転換を段階的に図る。これにより、税と介護保険料の負担を軽減すると共に、介護に関わる全ての人々が幸福を実感できる、自由で活力ある介護の未来を築いていく」

総額は過去最高の14.3兆円──「現行の介護保険制度は危機的な状況」

同党は、設立の背景として、2025年度の介護給付費に利用者負担などを加えた総費用が約14.3兆円となり、過去最高額に膨れ上がっていることを挙げ、「現行の介護保険制度は危機的状況」とする。

こうした給付費の膨張に伴い、65歳以上の第1号被保険者の平均保険料が月額6,225円に上昇し、現役世代でも、深刻な物価高も相まって、介護に加え医療や年金、さらには税の実質的な負担が増加し、家計を大きく圧迫していると指摘。

また、国の介護報酬の統制が、事業者の工夫や競争の余地を狭め、サービスの質や生産性の向上を損なっており、その結果、業界の人手不足と低賃金の構造が慢性化している、とする。

介護は人生観や死生観、家族の絆に関わる大切なテーマ。単なる制度改革を超えた議論が必要

水橋代表は、次のように語る。

「2000年に始まった介護保険制度は今年で25年を迎えましたが、40歳以上からの強制加入、賦課方式、介護報酬の統制、給付費の半分を税金で賄うなど、制度そのものに致命的な欠陥があります。また、介護業界の人手不足と低賃金の構造も大きな課題となっています。

その一方で、介護は人生観や死生観、家族の絆に関わる大切なテーマであるため、単なる制度改革を超えた議論が必要ではないかと思います。

幸福実現党は、『人間の本質は魂であり、人間は生まれ変わりを繰り返しながら、家族をはじめ、縁ある方々と魂を磨き合っている尊い存在である』という宗教的信念をもっています。この理念と、そこから導かれる『小さな政府・安い税金』の考え方こそが介護保険制度の根本的な改革を可能にするものと考えます。

私たちは、これらの考えに基づき、民間保険型の自由な介護システムへの転換を目指し、誰もが幸福を実感できる、自由で活力ある介護の未来を築いてまいります」

同連絡会議は、発足記念として、11月9日(日)13~15時頃(終了予定)、愛知県名古屋市中村区竹橋町5-5 さかえビル2階 ふれあい貸し会議室 名古屋No129にて、「"介護"の現状と未来予想 ~10年後のあるべき姿をみすえて~」を開催する。

(詳細は、同党ホームページ:https://info.hr-party.jp/2025/15300/)

【関連サイト】

連絡会議の設立に関する幸福実現党のページ

https://info.hr-party.jp/2025/15300/

【関連書籍】

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