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ロシアは20日(現地時間)、ウクライナ南部の穀物輸出の拠点であるオデッサなどに3夜連続となる空爆を敢行しました。
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ロシア―ウクライナ戦争が勃発して以来、オデッサはこれまで、ウクライナ東部のような激しい空爆を受けていませんでした。そんな中、ウクライナが今月17日に重要インフラである「クリミア橋」を水上ドローンで攻撃しました。
これを受けロシアは、黒海を通じた穀物輸出協定(黒海穀物イニシアチブ)の延長に反対し、同協定を失効させるとともに、橋を攻撃したことに対する「報復」を宣言。ウクライナの穀物輸出の重要拠点であるオデッサを標的に入れ、連日空爆を行っています。
同時にロシア国防省は19日、黒海沿岸のウクライナの港を利用する全ての船舶に関し、「軍事物資の運搬船とみなす」と表明。この措置を21日午前0時より開始するとしました。これについて米AP通信は、「事実上の海上封鎖を宣言した」と報道しています。ウクライナの大統領府顧問は露国防省の声明を巡り、「ウクライナの港にあえて船を送る国はないだろう」との見方を示しました。
ロシアは協定を延長する条件として国際決済網への復帰などを要求しましたが、米欧は容認しませんでした。プーチン露大統領は、「我々は奇跡的な忍耐と寛容性をもって合意を何度も延長してきた」と述べ、ウクライナを含む西側諸国に責任があると批判しています。
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