《ニュース》

天安門事件記念日の前日である6月3日、中国・北京市内で女性が民主化を訴えるビラを撒くなどして拘束される動画が、話題を呼んでいます。

《詳細》

中国人ネットユーザーらから拡散された動画では、北京市内・オリンピック公園内にある「玲瓏 (リンロン) 塔」と呼ばれるタワー脚下の物見台のようなところに、女性がよじ登り、アメリカ国旗を掲げようとしている様子が写っています。女性は間もなく、駆けつけた警備員らによって取り押さえられました。

当日は、公園内にある北京国家体育場(いわゆる「鳥の巣」)においてメーデーコンサートが行われており、動画では参加者と見られる大勢の人々が女性の姿を見上げている様子も映っています。

女性はアメリカ国旗を掲げると同時に、赤いビラを散布。そのビラにはアメリカ独立宣言の「すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている」という前文が掲載されていました。

その上で、「中国は世界を受け入れ、真に民主的で自由な場所にならなければならない。誰もが来たがる国であるべきであり、誰もが逃げ出したい場所であるべきではない」「今すぐ行動を起こせ! 今すぐ行動を起こせ! できることをしろ! 私たちには時間がない!」と、民主化・自由化を訴えるメッセージが記されていました。

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