《ニュース》

国内最大級規模の陸上風力建設計画であった、青森県の「(仮称)みちのく風力発電事業」について、事業者が風車設置基数を当初計画から約半減させる方針であることを、18日付東奥日報が報じました。

《詳細》

同事業は、青森市など6市町にまたがる区域で計画されているもので、東京ドーム3700個分という広大な区域に、最大150基の風車を建てるという内容でした。

これが、世界遺産・白神山地と並ぶ八甲田山系のブナ林を伐採する形で造られる計画となっていることなどから、反対の声が続出。三村申吾・青森県知事が定例会見で「再生可能エネルギーなら何をやってもいいのか!」と声を荒げたことが波紋を呼んだほか、計画地が重なる複数の自治体の首長や議会からの反対の声があがっていました。

こうした状況を背景にこのほど、事業者のユーラスエナジーホールディングスが風車の設置数を当初計画の120~150基から最大71基に半減させる方針であることが、東奥日報の取材により分かりました。

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