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ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ドイツのショルツ首相と電話会談し、欧州連合(EU)による50億ユーロ(約7197億円)の金融支援に謝意を示しました。8日付ロイター通信などが報じています。
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ショルツ氏は電話会談の中で、ウクライナへの軍事や財政、人道面での支援を継続すると約束。ウクライナの復興を支援する国際会議を独ベルリンで10月下旬に開くとしています。
ゼレンスキー氏は会談で、国際通貨基金(IMF)による本格的な融資計画が必要との認識も示しました。
IMFは3月に、ウクライナへの14億ドル(約1600億円)の緊急融資を行いましたが、ウクライナの大統領経済顧問は8月、IMFから50億ドルの新規融資を受けられれば、「ロシアとの戦争で疲弊したウクライナの経済は制御できると、債権者を安心させられる」と述べています。
さらにゼレンスキー氏は今月6日、米ニューヨーク証券取引所の取引開始のオープニングベルに、ビデオ形式で参加。「我々は自国経済を再建しようとしている。あなた方とあなた方の企業に、共に働く機会を提供します」と語った上で、投資促進キャンペーンを提示し、ウクライナへの投資を呼びかけました。
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