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中国では、新型コロナワクチンの接種が進んでいない中、習近平国家主席をはじめ党指導部は「ワクチン接種」を済ませたことを発表するという異例の事態となっています。

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中国では新型コロナウィルスの再流行に伴い、厳しいロックダウンが続いています。経済的な打撃も大きいため、中国政府はコロナワクチンの接種を推奨。その一環として、中国の国家衛生健康委員会が、習近平国家主席や李克強首相など現職の国家・党指導者らが全員、中国産ワクチンの接種を済ませていると発表しました。

習氏のワクチン接種状況が公開されるのは初めてのことで、中国指導部の健康関連情報が公開されるのは極めてまれであるといいます。国家衛生健康委員会は、「世界30カ国余りの国の指導者が接種している」とも発表しました。

中国政府は7月22日の時点で、人口14億人の約90%が2回目接種を完了していると発表していますが、80歳以上の割合は61%となっています。また、オミクロン株に対応するための追加接種を受けたのは人口の約57%にとどまり、60歳以上では67%、80歳以上ではわずか38.4%となっています。

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