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世界遺産の法隆寺(奈良県斑鳩町)が境内整備費用のために、15日に始めたクラウドファンディング(CF)に対し、半日足らずで目標の2000万円の寄付が集まりました。

《詳細》

法隆寺によると、「国の補助を受けられるのは、国宝や重要文化財の修理の時などだけ」であり、広範囲におよぶ通常の維持管理(境内全域の設備のメンテナンスや警備、宝物や建造物、樹木の維持管理など)の費用は、参拝者の拝観料で賄ってきました。

しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で参拝者が大幅に落ち込み、拝観料が減少。境内の営繕など可能な部分は先延ばしにして、「約50%にまで経費を節減」したものの、境内の整備費用を十分にねん出するのが難しい状況が続いていたといいます。

そこで15日14時からCFで寄付を集め始めたところ、16日午前0時半ごろに目標の2000万円に到達。17日18時時点で、6000万円を超える寄付が集まっています。

法隆寺は、聖徳太子の父である用明天皇のために、推古天皇と聖徳太子によって607年に創建されました。法隆寺金堂の本尊は釈迦如来です。

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