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中国・北京市は26日より、習近平国家主席らの指導部が執務する西城区など市内11区で、大規模なPCR検査を始めています。

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北京市内で22~25日、無症状者を含めた市中感染者が80人近く確認されたことを受けた措置で、30日までに計3回の検査が行われます。全16区と経済技術開発区のうち、郊外の一部を除く市全域が対象になります。

全人口約2200万人の9割にあたる約2000万人が対象となり、北京市では前例のない規模の検査です。

さらに当局は、検査実施に合わせて、在宅勤務や時差通勤を奨励し、30日まではスポーツイベントや展示会の中止を求め、30日から始まる大型連休中も市外に出ないように呼び掛けています。

北京市の徐和建報道官は25日の会見で、「適切に厳格な一連の措置を講じることで、感染拡大を抑制できると確信する」と述べました。

コロナ感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策の厳格な順守が経済に一層のダメージを与えるとの懸念から、株式や原油、鉄鉱石相場は下落しています。市全域が封鎖(ロックダウン)される懸念が高まり、住民が買いだめに走り、市内のスーパーではパニック買いが相次ぎました。

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