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欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪れ、ゼレンスキー大統領と会談しました。
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フォンデアライエン氏は、ウクライナのEU加盟について「プロセスをできるだけ加速していきたい」と述べました。その上で、ゼレンスキー氏にEU加盟の手続きの一つである調査書を手渡しました。
ゼレンスキー氏は1週間以内にその調査書に回答すると答え、「ロシアに対する制裁をさらに強化する必要がある」と訴えました。
フォンデアライエン氏は会談に先立って、ロシア軍が民間人を殺害したとされるキーウ近郊も視察。記者団に対して、「プーチンの軍隊の残忍な素顔が示された。人間性が砕かれたのを目の当たりにした」と述べ、「彼ら(ウクライナ人)は欧州の境界、さらに人間性や民主主義を防衛している。この重要な戦いを支持する」と表明しました。
またフォンデアライエン氏に同行していたEUのボレル外交安全保障上級代表は、駐ウクライナのEU代表部をキーウに戻し、外交業務を再開すると表明しました。ロシアのウクライナ侵攻後、代表部は一時的にポーランドに移されていました。
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