週刊誌やワイドショーでは連日、有名人の不祥事が数多く報道されている。「〇〇氏が不倫」「薬物使用の疑いで逮捕」など、目を覆いたくなるようなものばかりだ。有名人のみならず、「まさかあの人が」と思うような人も道を踏み外すケースが後を絶たない。

世の中に苦しみや誘惑が多い中、人生をどう生きるべきか──。大川隆法・幸福の科学総裁は25日、法話「苦しみの世界」を説いた。本法話は26日より、全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で開示されている(文末に問い合わせ先)。

肩書があっても実力がなければ駄目

法話の冒頭で大川総裁は、東京・新宿の歌舞伎町で遊んでいる若者に、長時間にわたって説教した夢の様子を紹介。夢の中で、若者たちが口をそろえて「人生は早く楽しまなきゃ損じゃないか」と口々に話していたという。

そうした若者に対して、大川総裁は「自分の未来に対しては、もう何でしょうか、責任を感じていないだろうなと。『そんなことしていたら将来は、5年後、10年後、20年後、あなたどうなるか、分かっているの』みたいなことが通じない」と指摘した。

人生のエリートコースに入ろうとすれば、受験戦争は、早ければ小学校から始まる。しかし、そこで勝利したからといって必ずしも人生は成功するとは限らない。大川総裁は将棋やスポーツ、さらには小説の執筆などを例として挙げ、どのような世界にも厳しい修行が必要だと言及し、「何とか入学、何とか卒みたいな肩書だけで世の中渡っていけるほど甘くはないんですよ。(中略)やっぱり実力がないものは、それは駄目なんですよ」と指摘した。

さらに、幸福の科学を運営していくうえで、教祖はオールマイティにできる必要があったと振り返り、「勉強という意味では、学生時代よりもきつかったですね。(中略)死に物狂いでやっていて、辞書類まで読むくらいまでやっていたくらいの勉強ですから、それは受験レベルよりきつかったかもしれません」と語った。

勝つべき時には勝ち、負けた場合は教訓をつかみ取る姿勢が必要

一時的に成功したとしても、さまざまな批判を受けるなど、それだけで人生の全てがうまくいくわけではない。大川総裁は、有名になり公人となれば多くの批判を受けるとし、その中で、受け入れるべき批判か、フェイクかを見分けていく必要があると語った。

その上で、成功し続けるには継続した精進が必要と説き、「勝ち続けることは難しい。だけど、勝てるべきは勝ち、負けたら、その中から教訓を掴んで立ち上がって、(中略)間違いを次の成功の種子にするには、どうしたらいいのか。これを考えることが大事」と語った。

そして、間違った生き方をした人々が反省を促される地獄は存在するとして、科学が発達したとしても、その事実は変わらないと指摘。自分がうまくいかない理由を「他人や環境のせいにしていないか」と点検することが重要と語り、「自分に対して助けてくれたり、道を開いてくれた方に対して、感謝・報恩の気持ちを持つこと。これが必勝の一手であります」と説いた。

本法話では、他にも次のような論点への言及があった。

  • 麻薬や覚せい剤を使用して起きることとは
  • 全体が見えないために陥る罠とは
  • 東大、早稲田、慶応出身者に見られるそれぞれの特徴
  • 宗教で役立つ素養とは
  • 「苦しみの世界」を言い換えると〇〇〇〇の世界
  • 大川総裁が幸福の科学の経営を振り返る
  • 性欲が止まらないなら、せめて〇〇〇〇〇が必要
  • 大川総裁が経験したマスコミからの批判
  • 天狗、妖怪、妖魔のそれぞれの特徴
  • 無間地獄に行くのはどのような人たちか
  • 地獄界に引きずり込もうする存在の段階
  • 唯物論が流行しても変わらない世界の実相

 

ここに紹介したのは法話のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/まで。

 

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