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ロシアとウクライナの軍事衝突をめぐり、ロシアを支援する中国の不気味な動きに注目が集まっています。
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第一に注目されているのが、北京オリンピック開会式に出席したロシアのプーチン大統領が、中国の習近平国家主席と会談したことです。
この会談で両国は、北大西洋条約機構(NATO)の拡大に反対することで一致。声明に「友情に限界はなく、協力する上で『禁じられた』分野はない」と明記したほか、ロシアから中国への天然ガスや石油の供給を拡大する契約などを結びました。これについて英紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、「中国とロシアが共同戦線を張ることに合意した」という見方を提示しました。
また、ロシアが軍事行動に移ったタイミングも、「オリンピックが終わった直後」であり、中国側のメンツを立てたと指摘されています。
中国としても、今回のロシアの行動は「侵攻ではない」と擁護し、先の会談で合意されたロシア産の小麦輸入の拡大を発表。欧米による対露制裁の効果を弱めようと側面支援しています。
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