《ニュース》

中国政府は、幅120キロメートルを超える台湾海峡に、2035年までに世界最長の橋と海底トンネルを建設し、中国本土と台湾を結ぶ計画を進めています。すでに一部の道路は完成し、習政権の本気度がうかがえます。

《詳細》

中国と台湾を「陸続き」にする計画は、福建省福州市と台湾・台北市などをつなぐ複数の候補が議論されており、習近平・国家主席が福建省幹部の時代から温められてきました。習氏は2019年に「福建省沿岸から電気、ガス、橋をつなげる」と指示したほか、現地視察も20回以上行ってきたなど、同氏肝いりの構想であるのは間違いありません。

今年11月24日、中国政府の台湾に対する窓口である国務院台湾弁公室の報道官がこの計画の進捗状況に言及。中国本土と台湾の中継地である福建省・平潭(ピンタン)島の公道鉄道両用大橋は開通したといいます。現地では、台湾への延伸を意識した8車線の幹線道路も敷かれ、高層マンションが続々建設されています。

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