《ニュース》

アメリカ、イギリス、オーストラリアの民間研究者が、新型コロナウィルスの発生で都市封鎖された武漢市のある中国・湖北省で、2019年5月以降、PCR検査機器が大量に発注されていたことについて報告書をまとめました。

《詳細》

ブルームバーグなどの報道では、元情報機関の職員などによる調査チームが、中国の公共通達の入札情報を集約したWebサイトを分析したといいます。その結果、19年に湖北省で、PCR検査機器の調達額が前年比で2倍近くに増加。21年2月にコロナの発生源について調査した世界保健機関(WHO)の調査団が視察した疾病予防管理センターは、5倍になっていました。

19年5月では、人民解放軍の発注が目立っていたといいます。また、7月から10月にかけても、武漢科技大学の発注が急増。19年の1年間で前年の約8倍に増えた同大学は、周辺の病院や衛生当局と連携し、新しい病気が発生した場合に対応する役割を担っているとも報告されています。

中国外務省はブルームバーグに対し、この報告書について「ウィルス起源に関する『別の誤った説』と同じカテゴリーに入る」とコメントしています。

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