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ブリンケン米国務長官とインドネシアのマルスディ外相が3日、米ワシントンで会談し、戦略的対話を開始したと発表しました。

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ブリンケン氏とマルスディ氏は、海洋安全保障に関する共通の見解を示し、南シナ海における航行の自由を守り、サイバー犯罪の防止における協力関係を維持することなどを約束しました。

インドネシアは、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中で最大の国土と経済力を持つ国であるため、米政府は、アジアで影響力を増す中国に対抗する上で、インドネシアとの関係を重視しています。アメリカとインドネシアは、2015年に戦略的パートナーシップ構築に合意しましたが、ブリンケン氏は報道陣に対し「それはいまだ始まっていない」と指摘しています。

また日本経済新聞によると、両国陸軍は1日からインドネシアで離島防衛演習を実施しています。計4500人以上が参加し、両国の合同軍事演習としては過去最大規模になるといいます。

また、茂木外相も3日、ASEAN外相とのオンライン会議に出席し、ASEAN独自のインド太平洋構想「ASEAN Outlook on the Indo-Pacific(AOIP)」に協力を惜しまないと語りました。

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