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香港政府は17日、民主派の香港紙「蘋果(リンゴ)日報」の副社長ら幹部5人を香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕しました。そのうち編集長ら2人は18日に起訴されました。

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蘋果日報によると、幹部らの逮捕と共にハードディスクドライブ44台が当局に押収されました。さらに関連会社を含む計3社の資産1800万香港ドル(約2億5000万円)を凍結。今後、同社は社員の給与の支払いにも窮する可能性があると指摘されています。

そうした蘋果日報を支援しようと、香港各地では18日未明から、同紙を買い求める行列が見られています。18日付の朝刊は通常の6倍以上にあたる50万部が発行され、蘋果日報は対抗姿勢を示しました。

ある女性はAP通信に「香港ではすでに不正がはびこっており、できないことばかり。私たちにできるのは新聞を購入することぐらいだ」と話しました。また別の男性は「根拠のない逮捕で、報道の自由に対する抑圧だ」と憤っています。

アメリカ国務省のプライス報道官は17日、「逮捕を強く非難する。5人を即座に開放することを求める」と強調しています。

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