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中国は17日、宇宙飛行士3人が乗る宇宙船「神舟12号」を打ち上げ、独自に建設している宇宙ステーションの基幹施設「天和」とのドッキングに成功しました。

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中国の有人宇宙活動は2016年以来、約5年ぶりです。中国は月に宇宙飛行士を送る有人探査も視野に入れるなど、アメリカに対抗できる「宇宙強国」を目指していると見られています。

中国が建設を進める宇宙ステーション「天宮」は、地球の上空約400キロメートルを周回。神舟12号から宇宙飛行士3人を宇宙ステーションに送り込み、約3か月間、各種テストに取り組み、ロボットアームを使った実験や長時間の船外活動も計画しています。

アメリカを中心にヨーロッパやロシア、日本などが参加する国際宇宙ステーションISSの運用期間は24年に終わることから、中国が唯一の宇宙ステーション保有国になる可能性も指摘されています。

中国はすでに独自の宇宙ステーションでの実験で国際協力を進める方針を示し、宇宙分野での影響力の拡大を狙っています。さらに、月面基地の建設で協力するロシアと宇宙ステーションで連携する可能性を指摘する声もあります。

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