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1年以上続くコロナ禍でストレスを発散できず、学校を休みがちな子供や保健室登校が増えていると、11日付朝日新聞が報じました。

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朝日新聞の取材によると、500人弱が通う東京都内の公立小学校では、保健室登校や休みがちな子供が、例年は数人程度のところ、今は20人弱に上っているといいます。養護教諭は「長いコロナ生活が子どもの心身に影響している」「昨年の一斉休校の影響がまだ残っている」と指摘します。

家庭内の不和や精神面の悪化にすぐに対応できなかったり、修学旅行などの行事が軒並み中止になり、子供の気持ちや人間関係が好転するきっかけがなくなったりして、不登校や保健室登校になったケースがあるということです。

埼玉大学の戸部秀之教授が全国の養護教諭約500人に行ったアンケートでは、「不登校、保健室登校、登校しぶりなど学校生活に適応できない児童生徒が増えた」という回答が、昨年7~9月には約43%だったのに対し、今年3~5月には約54%に増加しました。

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