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米カリフォルニア州教育委員会は、人種教育を高校の必須科目にすることを満場一致で決定しました。

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州の高校生を対象とした人種教育が導入されるのは、全米で初めてとなります。18日の州教育委員会には教育者や公民権運動の指導者が出席。ジョージア州でアジア系の女性8人が殺された事件を挙げ、ヘイトと戦うには、教育が必要不可欠であると議論されました。

AP通信は18日、人種教育のプランの中には、「ブラック・ライブス・マターについて話し合う」「1992年にロサンゼルスで起こった人種間の暴動の被害者である韓国系アメリカ人や黒人にインタビューする」といったものがあると報じています。

米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙は17日付社説で、これまでいくつかの大学で行われてきた同様の人種教育を挙げています。例えばミシガン大学の課程では、「アメリカは実力主義で、誰であっても、勤勉な努力と忍耐で志を成就できる」という考え方が、白人など支配層の「奴隷制は、奴隷の幸福に必要だった」という差別発言にあたるといいます。

同紙は人種教育について、「少なくとも大学なら生徒が選択する科目である」が、高校卒業のための必須科目にするとなれば大きな変化になる、と批判しました。

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