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現在開催中の、中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)常務委員会で、反食品浪費法の草案が上程されました。23日付読売新聞が伝えています。

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草案には、客に過剰な注文をさせた飲食店に対して、最高で1万元の罰金を科す項目などが含まれており、来年には可決・成立する見通しです。

新華社通信の電子版は22日、草案の上程に関連して「勤勉節約は中華民族の伝統的な美徳だ。食品の浪費に徹底的に反対しよう」と訴えました。

人民日報によれば、中国の都市部の飲食産業で1年間に出る残飯は計1700万~1800万トン。これは日本全体の1年間の食品廃棄物1561万トン(2019年4月、農林水産省発表)を上回り、3千万人から5千万人の食事の1年分に相当するといいます。

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