2021年1月号記事


ニッポンの新常識軍事学入門7

これが対中包囲網の全貌だ!

三重の包囲環で中国を封印せよ

社会の流れを正しく理解するための、「教養としての軍事学」について、
専門家のリレーインタビューをお届けする。


元陸上自衛隊・西部方面総監

用田 和仁

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(もちだ・かずひと)1952年生まれ。防衛大学校第19期生。陸上幕僚監部教育訓練部長、統合幕僚監部運用部長、第7師団長を歴任。元陸将。現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員を務める。共著に『日本と中国、もし戦わば』(SBクリエイティブ)がある。

現代の戦争は宣戦布告から始まるわけではありません。すでに中国は、アメリカを経済侵略し、米中逆転を狙っています。

さらに賄賂や脅し、ハニートラップなどを駆使し、マスコミや協力者を利用する「情報戦争」を仕掛け、アメリカ国内を分断。民主党やマスコミ、スポーツ界、芸能界などの親中派や左翼勢力などにより、アメリカの分断は加速しています。この動きを強力に支援しているのが、中国の工作活動なのです。


新海洋同盟の結成

中国に侵略されているアメリカでは、トランプ大統領か、バイデン候補になるかで揺れていますが(12月14日時点)、どちらが大統領になっても日本がすべきことは変わりません。

それは、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」を「新海洋同盟」に進化させ、中国を完全に包囲することです。