大川宏洋氏(以下、宏洋氏)のYouTube動画の内容が、ひどい。

たとえば、台風が上陸して雨が降る中、公園に登場した宏洋氏は奇声を上げながら水たまりに寝ころんでずぶ濡れになったり、苦境に陥っているステーキチェーン店を取り上げた動画タイトルに「倒産」という事実と異なる表現をしたり……。

挙句の果てに、自身がトイレで用を足している様子を実況するなど、常軌を逸したものが多くなっている。

事実に基づかない誹謗中傷を続ける

相変わらずなのは、幸福の科学に対する事実に基づかない誹謗中傷だ。その毒水が、多くの人々の信仰を傷つけている。

11月に入り、自身が監督・主演・脚本を務める映画のPRを始めているが、予告編に対するネット上の評価コメントは辛辣なものが多く、資金集めにも苦戦しているようだ。

そうした状況を客観的に見ると、本業における能力不足を受け入れられず、YouTubeで注目を集める手段として、教団批判を繰り返しているようにも見える。

「目撃したことはない」のに、女性問題があるかのように伝える

宏洋氏は動画で、何かにつけて幸福の科学や大川隆法総裁に対する誹謗中傷を行っているが、よく出てくる"ネタ"は「総裁には女性問題がある」という趣旨のものだ。

巫女の役割を果たしている女性秘書について、「程度のいいキャバクラみたいなもの」と揶揄し、「女を囲って、遊び暮らしている」などとまったく事実とは異なることを語っている。

だが、そもそも宏洋氏は7月、総裁の不倫や愛人に関する真偽について話すとした動画で、「僕はそういう現場を目撃したことはありません」と口にしていた。にもかかわらず、女性問題をにおわせるような口ぶりで、「問題がある」かのような印象を視聴者に与えている。

歴史、宗教の教養がないことを自ら告白している

しかし、古今東西を問わず、宗教には「巫女」という存在がいる。

古くは、ギリシャのデルフォイの神殿で、巫女が神降ろしを行っていた「デルフォイの神託」が有名だ。さかのぼれば、エジプトでは女性神官が高い地位を得て、神域を護っていたし、日本神道でも、霊を招き寄せてその言葉を伝える「口寄せ」などを行う時に、巫女が重要な役割を果たしてきた。

大川総裁は9月下旬に説法3000回を突破し、12月下旬には公開霊言1000回を突破している。総裁は自身の言葉で語る説法以外にも、昼夜を問わず、日常的に霊降ろしを行っており、霊が自ら訪れてさまざまな主張を語るケースも少なくない。

そうした際に、男性の秘書も含め、巫女が重要な役割を果たしている。

天上界と同通するための精妙な霊的磁場をつくるために、常に霊降ろしに適した環境を維持し、さまざまに変化する状況に合わせて、臨機応変に仕事を組み立て、準備し、精神統一を行う。宗教には、こうした聖務に奉仕する人々が必要なのである。

宏洋氏はこうした役割を持つ巫女を、まるで「愛人」であるかのように印象操作を行っている。だが、もしそれを前提にしたら、デルフォイ神殿や神社の巫女も、全て愛人ということになってしまう。つまり、宏洋氏は、歴史的な教養もなければ、宗教的な教養もないことを自ら告白している。

これまで宏洋氏は動画の中で、アダルトビデオや卑猥な玩具などについてたびたび言及しているが、何のことはない、「女性を囲って、遊び暮らし、不倫をし、愛人をつくりたい」という自分の願望を、他人への誹謗中傷にすり替えているだけだろう。

事実無根の誹謗中傷を繰り返す暇があるのなら、多くの人が協力してくれた自作の映画の成功に向けて、もっと本腰を入れて取り組むことをお勧めする。

【関連書籍】

『信仰者の責任について』

『信仰者の責任について』

大川隆法著 幸福の科学出版

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2019年8月26日付本欄 かつての教育担当者が語る「宏洋氏の嘘」 月刊「WiLL」10月号に掲載

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