UFO学では「人類のルーツ」も研究対象になっている。UFO学というからには当然のことながら、人類史に宇宙人という要素が加わるからだ。

一般的に知られているのは、宇宙人が古代の地球に飛来して人類を創造し、文明を授けたと考える「古代宇宙飛行士説」だ。ところが、「地球人自身が元々、地球に飛来した宇宙人であり、自分たちはその子孫だ」と主張する人々も存在する。

「我々は宇宙人の子孫だ」と信じ、子々孫々、伝え続けているのは 、北米インディアンや中米のマヤ人など先住民と呼ばれる人たちだ。彼らは、現在も人知れず「スカイピープル」とコンタクトし続けているという。

自らもまた北米インディアンの血をひく米モンタナ州立大学名誉教授のアーディ・S・クラーク博士が、保留地の内外に住むインディアンたちのUFO遭遇体験を取材。他に類を見ないコンタクトの数々を初めて公表し、大きな反響を呼んだ。

集めた数は1500を超えており、まだまだ増える予定である。

極めて現実的なアメリカ先住民たちの遭遇レポート

今までの一般的な欧米のUFO研究者たちによるUFO遭遇レポートは、主としてチャネリングや退行催眠を介した報告であるが、クラーク博士によるアメリカの先住民たちの遭遇レポートは、人と人がごく普通に触れ合うような極めて現実的なものであり、それが現在も続いているのである。

世に衝撃を与えた証言の数々は証拠になる写真などは無く、彼らの平凡な日常生活の一部として静かなトーンで淡々と語られている。そのことが、先祖代々伝承され、当たり前のように受け入れてきたことの証ともいえるだろう。

下に挙げる2つの例は、そのごく一部の要約だが、宇宙人は想像以上に地球人と日常で関わっていることがわかる。

  • 中米ベリーズに住むマヤ人のある高齢男性は、子供のときから、何度も地球のはるか上空に浮く大きな宇宙船に連れていかれる。そこには他の色々な惑星から来た人たちが仕事をしている。宇宙船内は森になっており、男性はそこでジャングルなどの植物の知識を彼らに教えている。その宇宙人の星は大災害に何度も遭い、植物を失い、あちこちの惑星から植物を移植している。現在は、彼の弟子にあたる若者がその役を引き継ぎ、その若者もまた時々姿を消すという連絡が彼の寄宿学校から来るという。(『超古代マヤ 人から連綿と続く宇宙人との繋がり SKY PEOPLE』アーディ・S・クラ―ク著 元村まゆ訳 ヒカルランド)

  • 北米のインディアン保留地育ちのある男性は、曾祖父から代々、"スターピープル"がやってきて池の水を宇宙船に汲んでいくのを見守っている。彼らは水を必要としており、どのように蓄えているのかも見せてくれたという。彼らの星の文明や地球の問題点などについても語り合った。宇宙人は、着陸して点検や修理をする必要があり、その"守り人"をする地球人は世界中にいるという。次はこの男性の甥が引き継ぐ予定で、甥は最近、宇宙船で小旅行に連れて行ってもらったということだ。(『スターピープルはあなたのそばにいる アーディ・クラーク博士のUFOと接近遭遇者たち 上』アーディ・S・クラーク著 益子祐司訳 明窓出版)

UFOや宇宙人に疑いを抱かない先住民

"お隣さん"とのおつきあいのように、ごく普通に宇宙人と交流している先住民たちは、自分たちは元々宇宙人だったが、大災害などで文明が失われたと信じているから、UFOや宇宙人の飛来に何の疑問も感じていない。だからこそ宇宙人たちも安心して姿を現すようである。マスコミなどに大騒ぎされる事を恐れ、すべては仮名であり、人や場所は特定できない。信じる信じないは読む人の自由である。

クラーク博士の遭遇レポートには、よく報告されているような、強制的に宇宙人とのハイブリッドを妊娠させられるような体験も含まれており、すべてが良い交流ばかりではない。地球人が多様であるように宇宙人にも多くの種類がいて、それぞれに思惑があって密かに行動しているようだ。

前出のマヤ人の男性は「いつか人間がもっと優しくなったら、(彼らは)コンタクトをとると言っている」という。現在進行形の遭遇体験であり、今後まだまだ新たな事実が明らかになってゆくだろう。(純)

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