イラスト:菊池としを

2017年12月号記事

新・過去世物語 人は生まれ変わる

サッチャーの過去世

人は、何度も生まれ変わりながら、魂を磨き、人格を向上させていく永遠の存在。その生まれ変わりの過程は、一人ひとりの個性によって彩られた物語となる。幸福の科学の霊査で明らかになった著名人の「過去世」をひもとけば、時を超えて輝く魂の性質が見えてくる。(文中敬称略)

マーガレット・サッチャー

プロフィール

1925~2013年。イギリス東部リンカンシャー州で雑貨店の次女として生まれ、女性初の首相となる。自由主義を擁護し、市場競争の促進や国営事業の民営化を進め、英国病の時代を終わらせた。アメリカに原子力潜水艦用の核ミサイル「トライデント」の配備を承諾させたり、EUにつながるヨーロッパ統合に警鐘を鳴らしたりと、10年、20年先を見据えた手を打てる大政治家だった。

10月の衆院選で自民党が掲げた「全世代型」の社会保障は、かつてイギリスで経済停滞を招いた「ゆりかごから墓場まで」の社会保障を彷彿とさせる。

国防についても、安倍晋三首相は「国難突破解散」を訴えた記者会見で憲法改正を語らず、対抗勢力の小池百合子・東京都知事率いる希望の党も、民進党で安保法制に反対していた議員が目立った。

これでは経済も国防も未来が見えない。

そこで今回は、イギリス経済を復活させ、アメリカと共に冷戦を終わらせたイギリスの「鉄の女」、マーガレット・サッチャー首相に焦点を当ててみたい。

次ページからのポイント

過去世も社会主義と戦っていたあの首相!

国際社会の秩序作りにも功績を残していた!?