金正恩氏を止めるには、日米が「行動」しなければいけない。写真は、5月の弾道ミサイル発射時のビデオ映像。提供:KRT/AP/アフロ
2017年9月号記事
ニュースのミカタ 1
国際
北朝鮮が「ICBМ発射に成功」
金正恩を止める残された方法
日本とアメリカに、深刻な危機が迫っています―。
北朝鮮は、アメリカの独立記念日である7月4日に合わせて、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に成功したと発表。日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)に落ちましたが、同水域内への落下は5回目です。
今回は「ロフテッド軌道」と呼ばれる高く打ち上げる軌道でした。通常の角度で打ち上げれば6000キロメートル前後は飛んで、米アラスカ州に届くとみられます。
また、 北朝鮮は今後2~3年以内に、核弾頭を載せたICBMでアメリカ本土を攻撃できる能力を持つといいます。
金正恩・朝鮮労働党委員長は「アメリカは非常に不愉快だろう。今後も大小の贈り物を頻繁に送り届けてやろう」と挑発しています。