2017年7月号記事
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「核」着弾まで3分。その時、何をする?
北ミサイルから家族を守る
生存率を上げる33の行動
「火遊びだ」と思っていた北朝鮮のミサイルの脅威が、ついに日本を脅せる時代に入った。
日本は国防を強化すべきだが、一方で、最悪の事態への備えも考えなければならない。
日本が火の海にならないようにするには。
(編集部 大塚紘子、山本慧、小林真由美)
contents
「核」着弾まで3分。その時、何をする? 北ミサイルから家族を守る 生存率を上げる33の行動 Part.1
「強大な威力を持つ大型核弾頭の搭載が可能になる」
北朝鮮の朝鮮中央通信は、5月中旬に行った新型弾道ミサイル「火星12」の試射に成功したと報じた。射程は、アメリカ・グアムを標的にできる5000キロ。日増しに技術が向上している。
アメリカの軍事専門家は「北朝鮮には、36発同時に発射できる能力がある」と分析しており、同国の脅威を一笑に付すことはもはやできない。多数のミサイルが同時に発射されれば、自衛隊の迎撃体制は突破され、日本領土に着弾してしまう。
日本への到達時間は約10分。どこに落ちるかが分かるまで5分程度かかり、そこから警報が鳴るとなると、国民が避難できる時間はわずか3分しかない。
もし、日本に核ミサイルが撃ち込まれればどうなるのか。個人はどうやって命を守るべきか。そして政府は、自治体は、どう対応すべきか。
もし日本が核攻撃を受けたら?
インタビュー 正しい知識と初期動作が生死を分ける 高田純 札幌医科大学教授
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