イラスト:菊池としを

2017年1月号記事

新・過去世物語 人は生まれ変わる

プーチンの過去世 Part2

ウラジーミル・プーチン

プロフィール

(Vladimir Putin)1952年~。レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。大学卒業後、ソ連の諜報機関KGBに就職。レニングラード市副市長などを経て大統領府に登用される。2000年に選挙を経て大統領となる。

人は、何度も生まれ変わりながら、魂を磨き、人格を向上させていく永遠の存在。その生まれ変わりの過程は、一人ひとりの個性によって彩られた物語となる。
幸福の科学の霊査で明らかになった著名人の「過去世」をひもとけば、時を超えて輝く魂の性質が見えてくる。

今年5月にロシア連邦ソチで会談したプーチン大統領と安倍晋三首相。写真:Kremlin/Sputnik/ロイター/アフロ

「それは、『引き分け』のようなものだ」

2012年に大統領に再選されたプーチン(当時は首相)は、日露の北方領土交渉の落とし所について、柔道のたとえを使ってこう発言し、双方が受け入れ可能な解決策を探る考えを示した。その約1年前にメドベージェフ大統領は北方領土を訪問して反日PRを行ったが、プーチンは対日外交の転換を表明したのだ。

ロシア連邦大統領、ウラジーミル・プーチン。彼は世界各国の首脳の中でも、際立って親日的な人物である。

2014年、フランスで欧米の首脳が一堂に会したノルマンディー上陸作戦70周年記念式典で、広島の原爆投下の映像が流れると会場から拍手が起きた。第二次世界大戦の戦勝国にとっては勝利の象徴だからだ。しかしその瞬間、プーチンは素早く姿勢を正して胸に十字を切った。人類初の惨劇に哀悼の意を表したのだった。

彼がソ連の情報組織KGBに勤めていたころの同僚は、その仕事ぶりをこう賞賛する。

「プーチンは本当に男らしかった」「サムライだった」(注1)

プーチンの魂の中には、どんな「サムライ」が眠っているのだろうか。

(注1)朝日新聞国際報道部ほか著『プーチンの実像』