豪雨による洪水で世界各地で大被害が出ている。

オーストラリアは12月以降、4州が洪水に見舞われ、自然災害による損失としては同国史上最大になる可能性があるとの見方を、スワン財務省が示した。復興費用は北東部クイーンズランド州だけでも100億豪ドル(98億米ドル)にのぼると見られ、ビクトリア州も大雨の被害が拡大の見込みだ。

一方、ブラジル南東部を襲った豪雨により、16日までに少なくとも626人が死亡、犠牲者の数はさらに増える恐れがあるという。特に、豪雨で汚染された水によって病気が蔓延する恐れもありと注意を呼びかけている状況だ。

またフィリピンでも中部や南部で2週間以上続く豪雨によって死者が51人に達し、犠牲者数はまだ増える恐れがあるとのニュースが入ってきている。農業やインフラに与えた損害額は16億ペソ(約30億円)にのぼり、フィリピン80州のうち約3分の1に上る州で農村部が洪水被害を受けた。

こうした一連の激しい水害が一時期に集中的に2012年12月21日で地球は壊滅するというマヤの予言を予感させる天変地異の様相だが、地球が人類の奢りに気づけと水責めで促しているのだろうか。(ア)

*現在、デイリーニュースクリップは無料でお読み頂けます。ザ・リバティwebの購読者にはニュースクリップをメールでも配信しております。