私はなぜ警察官を辞め、心理カウンセラーになったのか“魂が煌めく瞬間”を見る喜び

私はなぜ警察官を辞め、心理カウンセラーになったのか“魂が煌めく瞬間”を見る喜び

 

原田 芳枝

プロフィール

(はらだ・よしえ)「ミッションズ・イン・ライフ」代表。警察官として32年勤めた後、心理カウンセラーとして独立。山口県在住。

本誌連載「未来への羅針盤」をまとめた書籍『人格力』がこのほど発刊された。本連載は主に、大川隆法・幸福の科学総裁が講演会で行った「質疑応答」を掲載したもの。リーダーはどのように人格を磨くのか――。質問者の「その後」を追った。

 

 

警察官として「善悪」を学んだ32年

「心理カウンセラーは、来世でしようと思っていました」。

 

山口県で心理カウンセラーとして、忙しい日々を送る原田芳枝さんはそう語る。原田さんの父親は警察官。原田さんも父と同じ道を歩み、警察官となった。しかし、警察にいた時、「何かが違う」と感じていたという。

 

「容疑者を留置場に入れ、鍵を閉める時、ガチャンという音がします。鍵を閉めるたびに『この人と私は、何が違うのだろう』『私は心においても本当に正しいのだろうか』という問いがいつも湧いてきました。『罪を憎んで人を憎まず』と言いますが、警察は基本的に性悪説。罪を犯した人は、人格否定をされ、中には『箸にも棒にも引っかからない』と言う人もいて、私の信条とは何かが違うと思いました」(原田さん)

 

原田さんは、「なぜ人は罪を犯すに至ったか」ということに興味があった。そして、そうした人を救済したいと思っていた。

 

そんな原田さんは、1994年に幸福の科学に出会い、「多くの人を救いたい」という思いから、熱心に教えを学ぶようになった。

 

警察官としての業務の傍ら、苦労しながら心理カウンセラーの資格を取得。そして50歳の時、32年間勤めた警察を退職した。ただ、心理カウンセラーは、本当に私が進むべき道なのかという迷いもあった。「地元の雇用を生むために、弁当屋かカフェを始めようか」と思い、経営の勉強も始めていた。

 

 

真理と心理を融合させたカウンセリングをしよう

人格力

人格力

大川隆法著

幸福の科学出版

そうした時に、転機が訪れた。2013年3月17日、山口県で行われた大川隆法・幸福の科学総裁の法話に参加し、大川総裁に質問する機会を得たのだ。

 

「『未来の法』(大川隆法著)には、『情報の組み立て方、使い方に熟練すると、知識として完成する』とあります。これについては、幸福の科学で教えている『信仰』や『愛』との関係をどのように考えればよいのでしょうか」(『人格力』45ページ)

 

大川総裁はこう答えた。

 

『異質な情報の結合によって新しい智慧を生み出す』というのが創造学の基本で、これは文系でも理系でも共通しています。それに『信仰』と『愛』が加われば、創造が、『神様が考えているユートピアづくりの方向』へまっすぐ向いていくのです。(中略)『信仰』や『愛』を持っている者が、新しい付加価値をつくり出そうと考えることが大事です

 

原田さんは、「神様が考えているユートピアづくり」という言葉を聞き、自身の使命を"直感"した。「私の使命は、真理と心理を融合して、人々を救済することだ。真理と心理を融合させたカウンセリングを本気でやろう」。そう決意を固めた。

 

「苦労の多い人生だったので、『それを魂の糧として生きなさい』と言われたようにも感じました。大きな勇気をもらいました」(原田さん)

 

 

「人生は一冊の問題集」

その後、原田さんは本格的に心理カウンセラーの仕事を始める。事務所名は、「ミッションズ・イン・ライフ」と名付けた。「人にはみな使命がある。その使命に生きる時に魂が一番煌めく。そのことを応援したい」という願いを込めた。

 

相談に訪れるのは、不登校や引きこもりの子を持つ家族、脅迫障害の人、摂食障害の人、感情に振り回される人、不安症で夜に眠れない人など。人に「NO」と言えないような"善人"も多い。

 

原田さんは、相談に来た人が転生輪廻を信じている場合、「人生の課題の意味」を伝えている。

 

「私の心理カウンセラーとしてのキャッチコピーは、『ピンチをチャンスに! 悩みを成長に変える達人! 私と一緒に人生の問題集を解いて楽になりませんか?』です。『人生は一冊の問題集です。あなたの人生の問題も必ず解けますから、一緒に解決しましょう』と伝えると、安心してもらえるのです」(原田さん)

 

また大川総裁からアドバイスされたように、「信仰」や「愛」を持ちつつ、新たな付加価値を生み出そうとしている。

 

「相談に来られた方は、難しい理論を言っても、現状が厳しすぎて耳を貸しませんし、よく分かりません。イメージしやすく、自分事として捉えられるよう、『私にもあるある』という体験に落とし込んで話すように心がけています」

 

例えば職場の人間関係で、強い自己否定で悩む人に対しては、童話の「オオカミと7匹の子ヤギ」を例に出す。

 

「とても残念なことですが、世の中にはオオカミのように残虐で人を騙して食べてしまうような人もいる。そんなオオカミのような人には、智慧を使って騙されないようにしないといけません。童話の中で、一番下の子ヤギは、兄弟がオオカミに食べられる時に、飛び出さずにジッとチャンスを伺い、オオカミが寝てしまってからお腹を開いて兄弟を助け出し、そのお腹の中に石を詰めてオオカミをやっつけたでしょう?

 

自分のことを責めすぎると、病気になってしまうかもしれない。そうなると、あなた自身もさらにツラくなるかもしれないし、家族も悲しまないかな? 善人こそ強く、智慧を使って生きなくては、自分も家族も守れない」

 

このような例えを使って、分かりやすくカウンセリングしている。

 

また、自分よりも他人を優先しすぎて生きる相談者も多いため、自分中心でも、他人中心でもない、ほどほどの「中道」を伝えたり、自己肯定できるように「自らの魂の輝きを信じることの大切さ」を伝えたり、相談者のために祈ったりしている。こうした工夫で、相談者の多くは次第に元気を取り戻し、笑顔が増し、症状も少しずつ軽くなっている。

 

 

罪を犯した人の更生保護の仕事も

また、警察官としての経験を生かし、保護観察対象者(仮釈放者、保護観察付執行猶予者など)の保護観察をする「保護司」の仕事も5年続けている。罪を犯した過去を消し去ることはできない。だからこそ、「今後どのように世の中に貢献するか」について話すようにしている。

 

「遊技場などに出入りしてはいけませんよ」「お酒は飲まないでね」「仕事、就いた?」などと会話をしつつ、励ましながら、「今後どのように世の中に貢献していくのか」を一緒に考えている。必要があればハローワークにも同行する。

 

根底にあるのは、「人にはみな使命がある。その使命に生きることを応援したい」という思いだ。

 

「多くの人は、保護司の仕事をしたがりません。私は自分から、『夫婦で保護司をしたい』と関係機関に連絡を取ったので、事務所の方から『鴨がネギを背負って土産まで持ってきた』と言われたくらいです。周りの人から『怖くない? よくやるね』と言われますが、保護司やカウンセラーをしていると、それぞれの人の"魂が煌めく瞬間"を垣間見ることができるのです。人が変容し、立ち直る姿を見るのが、私の生きがいです」(原田さん)

 

原田さんからカウンセリングを受けた相談者は、「事務所の雰囲気がいい」「あなたと会うと元気になります」と話しているという。

 

「心理カウンセラーは私の使命です。大川総裁の質疑応答を受けて、『これをせずには死ねない』と思いました。使命を果たすことができ、生まれてきた甲斐がありました」(原田さん)

 

原田さんの「信仰と愛を持ちながらのユートピアづくり」の道は、今後も続いていく。

(聞き手:山本泉)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『人格力』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2042

 

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タグ: 人格力  原田芳枝  心理カウンセラー  警察官  転生輪廻  

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