千葉県・九十九里浜でCO2埋め立ての試掘が行われている ─ 巨額の税金の無駄遣いとなる首都圏CCS事業は進めるべきでない
2026.10.14
千葉県・九十九里浜。
《ニュース》
政府の脱炭素政策にのっとり、今年7月から、千葉県・九十九里浜沖で、海底に二酸化炭素(CO2)を貯留する事業のための、民間企業による試掘が行われています。
《詳細》
これは、東京湾岸の日本製鉄の君津製鉄所などから出るCO2を回収し、千葉県を横断する約80キロのパイプラインで九十九里浜沖まで輸送し、海底に貯留するという「首都圏CCS(CO2の分離・回収・貯留)事業」を進めていく上で、貯留に適した地層や安全性を確認するために行う試掘作業です。
2026年度末の来年3月に、首都圏CCSを事業化するか否かの最終判断が行われる予定です。
政府は、脱炭素政策の一環として、2050年に最大で年間2.5億トンのCO2を地下に貯留する目標を掲げており、先進的な事業を選んで、事業開始を目指しています。首都圏CSSは、2024~25年に国内で選定された9つのCSS事業のうちの1つです。
2016~19年にかけて、北海道・苫小牧では30万トンのCO2を注入するCCSの実証実験が行われ、今年1月から事業化に向けた民間企業による試掘が始まりました。首都圏CSSは、日本で2番目の試掘となります。政府は、CCS分野に4兆円規模の投資を行うとしています。
ただ、住民や地域に対する説明会が十分に告知されていないこともあり、地元住民は首都圏CSS計画そのものを知らない人も多いと見られています。
首都圏CCSの試掘において、今年8月、作業船から掘削船への送油作業中に、燃料油が流出する事故が発生。海上保安庁によると、最大幅約70メートル、長さ約3000メートルの海上浮流油が確認されています。また、掘削リグの発電施設内のエアフィルターが発火する事故も起きています。
首都圏CSSの事業化を懸念する千葉県内の幸福実現党後援会は、8~9月にかけて、11市町村宛てに、「九十九里沖CCS事業の中止撤回を国に求める意見書」採択に関する陳情書を提出しています。
《どう見るか》
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