中国が米主導のアルテミス計画に対抗し、有人宇宙船を打ち上げ ─ 月面開発をめぐる米中宇宙戦争が激化

2026.05.26

《ニュース》

中国は24日23時(日本時間25日0時)すぎ、有人宇宙船「神舟23号」を打ち上げ、25日早朝に中国独自の宇宙ステーション「天宮」とのドッキングに成功しました。

《詳細》

宇宙船には、人民解放軍所属の2人と香港警察出身の1人の計3人の宇宙飛行士が搭乗しました。中国は2021年以降、独自の宇宙ステーション「天宮」に宇宙飛行士を送りこんでおり、本格的な有人飛行任務としては今回で7回目です。

中国は「2030年に有人月面着陸、2035年に月面基地建設」を目指しており、今回はそれに向けた取り組みの一環です。

ミッションでは、将来の月面着陸に向けて、宇宙船と月面着陸船をドッキングする技術の試験を行います。

また、従来は約半年だった滞在期間を、1年間に延長することで、宇宙空間での長期滞在による人体への影響や、生殖などについて研究するといいます。今後、「宇宙での健康な繁殖は人類が必ず直面する課題となる」とし、すでに13日には、天宮に「ヒト人工胚」を送り込み、世界初となる宇宙空間での培養実験を行っています。

今回の打ち上げは、4月に行われたアメリカ主導の「アルテミスII」による有人月周回の成功に対抗するものとして行われました。宇宙開発が、宇宙での長期居住を視野に進む中で、米中の月面開発競争が激化しており、NASA(アメリカ航空宇宙局)などは、「中国が月面の領土と資源を植民地化し、採掘しようとしている」と繰り返し警告しています。

《どう見るか》

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タグ: 中国  アルテミス計画    人民解放軍  天宮  有人宇宙船  月面着陸  神舟23号  ドッキング 

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