ロシア―ウクライナ戦争で第二次大戦史観が終わろうとしている - ニュースのミカタ 2

2022.07.28

4月、国連本部でウクライナ戦争について話し合う国連安全保障理事会。画像:lev radin / Shutterstock.com

2022年9月号記事

ニュースのミカタ2

国際

ロシア―ウクライナ戦争で
第二次大戦史観が終わろうとしている

ロシア―ウクライナ戦争が始まって約5カ月が経ちました。国連安全保障理事会における米欧と中露の対立が際立っています(7月20日時点)。

開戦直後の2月にはロシア非難決議案が安保理に提出されましたが、常任理事国のロシアが拒否権を発動し、不採択に。これを受け、国連総会は4月、今後、安保理で拒否権を行使した常任理事国(米英仏露中)に対し、総会での理由の説明を求める決議を採択しています。

5月上旬にはウクライナ情勢をめぐり、安保理の議長声明を全会一致で初めて採択。しかし「ロシア」や「侵攻」といった文言は声明に含まれませんでした。

また、同月下旬には、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への制裁を強化する安保理の決議案が中露の拒否権発動で否決されました。これまでは、北制裁の決議において米欧と中露は一致した対応を取っていましたが、今回の戦争を機に、米欧と中露の間に深刻な分断が生じていることが分かります。

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タグ: 2022年9月号記事  非難決議  安保理  第二次大戦  戦勝国  国連  ニュースのミカタ  常任理事国  ドイツ  ロシア―ウクライナ戦争 

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