「ワクチン接種はコロナ感染者の減少と関係がない」 米ハーバード大学の研究 "ワクチン頼み"には軌道修正が必要

2021.10.21

《ニュース》

ヨーロッパの学術雑誌「European Journal of Epidemiology」はこのほど、「ワクチンの接種率と新型コロナウィルスの感染状況との間に、明確な関係はない」とする米ハーバード大学などの共同研究を掲載しました。海外メディアを中心に、大きな話題を呼んでいます。

《詳細》

米ハーバード大学とペンシルベニア州立大学の研究者たちは、68カ国の感染状況について調査・分析しました。その結果、各国におけるワクチンの接種者の変化とコロナの追加症例数との間に「明確な関係は見られなかった」と結論付けています。

調査対象の68カ国では、ワクチンの接種率が高いか低いかにかかわらず、感染の急増が見られました。特筆すべきなのは、いち早く高いワクチン接種率を実現したイスラエルが、100万人当たりの感染者数で最も多かったことです。

さらに、アメリカの2947の郡を対象に、2週間の感染者数とワクチンの接種率を分析したところ、ワクチン接種が進めば感染者が減るという例は一つも見られなかったとしています。

その上で、同研究では、「ワクチンを『防疫』の唯一の手段とする考えを見直すべきだ」「(接種証明書の発行で)ワクチン未接種者に対して差別扱いや圧力をかけることは、利益よりも害の方が大きい」などと提言しました。

《どう見るか》

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タグ: 差別  変異株  接種率  新型コロナ  ワクチン 

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