文部科学省が、全国の小中高生の児童生徒の性同一性障害に関する初の調査結果を明らかにした。

それによると全国の小中高生で、少なくとも606人に性同一性障害がみられるという。内訳は高校生が403人で過半数を占め、中学生110人、小学生93人(低学年26人、中学年27人、高学年40人)だった。

性同一性障害とは、心で感じる性別と肉体の性別が一致しない状態のことだが、学校側が特別な配慮をしている児童生徒は377人で、全体の62・2%だった。約4割の児童生徒には別段、配慮はしていないことになる。