2014年7月号記事

「分かっちゃいるけど片付けられない!」

仕事力アップのそうじ術

雪崩を起こしそうな机に刺さる、同僚の視線。きれいな机になったら、さぞかし仕事も進み、快適な日々がやってくるのだろうと思いつつも、「分かっちゃいるけど、片付けられない!」とあきらめてしまう人は多いはず。そんなあなたに、すぐ始めることができて、仕事力がアップするそうじ術を贈る 。

(編集部 大塚紘子、居島有希)

さっき聞いたことをメモしようとしてメモ用紙が見つからない。探し物をしていて、すっかり化石化した書類が出てきた……。そんな経験はないだろうか。

就業時間中、1時間に平均3分間探し物をすると、1日に24分になり、積もり積もって年間98時間にもなる。時給2000円で換算すると、19・6万円だ。

もちろん、探し物をしている間、仕事はまったく進まない。消費税率が上がり、ただでさえ厳しい時代に、“探し物代"にこの金額を払い続けたい会社はないだろう。

そこで、今回は仕事机に範囲を限定して、「仕事力アップのそうじ術」のポイントを、そうじと整理のプロフェッショナルに聞いた。すると、そうじと仕事能力の相関関係や、机の状態に応じたそうじのコツが見えてきた。

リストラの危機からあなたを救うのは、「そうじ」かもしれない――。