公開霊言抜粋レポート

「私の意思は神の意思だ。逆らう者は滅ぼす」
アサド大統領の守護霊が語るシリア内戦の真相

公開霊言「Spiritual Messages from the Guardian Spirit of President Assad―アサド大統領のスピリチュアル・メッセージ―」

2013年9月11日収録

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

守護霊とは…

人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂の兄弟」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。

シリアでの内戦が2年半にわたって続いている。反体制派デモの武力弾圧で火が付いた戦闘で、すでに10万人以上が犠牲になっているが、アサド大統領は権力にしがみついたままで、殺戮は今日でも止む気配がない。8月下旬には、政府軍が化学兵器を使用したことが明らかになった。

アメリカは軍事介入を躊躇するばかりで、このままではイランや北朝鮮など他の軍事国家の暴走すら招きかねない。大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、アサド大統領の守護霊を招霊し、英語でのインタビューでその本心を探った。自国民の殺戮を何とも思わない、独裁者の素顔が浮き彫りになった。

※大川隆法総裁による「Spiritual Messages from the Guardian Spirit of President Assad―アサド大統領のスピリチュアル・メッセージ―」の映像は、全国・全世界の幸福の科学の支部・精舎で拝聴できます。なお、この内容を収めた書籍は、9月下旬に全国の書店で発売されます。

独裁者になめられる“世界の警察官"

アサド大統領のスピリチュアル・メッセージ

アサド大統領のスピリチュアル・メッセージ

大川隆法著

幸福の科学出版

1,470円(税込)

シリアをめぐっては、オバマ米政権が介入を渋ったまま放置する状況が続いており、国際社会の機能不全が明らかになっている。今回のアサド大統領の守護霊霊言で明らかになったのは、「世界の警察官」をなめ切っている独裁者の姿だった。

オバマ大統領はかねてから、アサド大統領率いる政府軍が化学兵器を使えば「越えてはならない一線を越えたことになる」と述べ、軍事介入をチラつかせていた。しかし、10万人が犠牲になっている殺戮を問題とせずに、化学兵器にばかりこだわる論法からは、介入したくないという心理が透けて見えていた。

実際に8月下旬はアサド政権軍が化学兵器を使用し、1400人以上(米政府発表)が犠牲になったが、ここでのオバマ政権の対応でアメリカの腰の引け具合が明らかになる。オバマ大統領はシリアへ軍事介入する方針を表明したが、化学兵器使用への懲罰を目的とした限定的な攻撃に留めるとも明らかにし、殺戮の停止やアサド政権のレジーム・チェンジは棚上げしてしまった。

また直ちに攻撃には踏み込まず、議会に事前承認を求めて介入の責任を議会にも負わせようとする逃げ腰を見せた。そうしているうちに、化学兵器にこだわるオバマ政権の足元を見たロシアは、シリアの化学兵器を廃棄する案を提案し、シリアもなぜか同意。するとオバマ政権は「渡りに舟」とばかりに、この話に食いついた。結局、米ロは来年半ばまでにシリアの化学兵器を廃棄することで合意したが、軍事介入は先送りされ、内戦の決着は見通せなくなってしまったのだ。

しかし、化学兵器の廃棄は容易ではない。まず政府と反体制派との間で停戦を取り付ける必要がある上、化学兵器が廃棄されたことを査察団がきちんと確認する必要がある。合意を取り付けたことを、オバマ大統領は手放しで喜んでいるが、楽観的に過ぎると言えよう。

アサド大統領の守護霊は、自国民を化学兵器で殺戮したことを認めた上で、次のように話している。

“Just hide! Hide the chemical weapons. It's easy. We just need one or two days. It's easy."(隠すだけさ! 化学兵器を隠すのさ。簡単だよ。1 日か2 日もあればできる。簡単なもんさ)

化学兵器を廃棄すると言っても、査察の間だけ隠蔽される恐れもある。また保有する化学兵器の一部だけを引き渡す手もあるし、長期的な査察の枠組みを作らなければアサド政権が再び化学兵器を製造する可能性もある。実際に今回の霊言で、アサド大統領の守護霊は化学兵器を簡単に再製造できることを示唆している。

軍事介入をだらだらと先延ばしし、シリアに指一本触れられない「世界の警察官」アメリカを、アサド大統領は完全になめきっている。オバマ大統領の弱腰路線が、シリア内戦を長引かせていることが、今回の霊言で明らかになった。

殺戮を堂々と正当化するアサド大統領

オバマ政権はシリアの化学兵器の問題にばかり固執するが、真の問題は10万人にのぼる犠牲者を出している内戦をいかに止めるかだろう。2年半にわたる内戦で、約200万人の難民が周辺諸国に流入しているほか、国内で家を失った避難民も500万人に達している。シリア内戦が、「人道上の危機」であることは疑いようがない。

今回の守護霊霊言では、自国民の殺戮を正当化するアサド大統領の独裁者ぶりが明らかになっている。

2000年に父親から権力継承を受けてアサド大統領が就任した時には、民主化への期待が高まっていた。アサド大統領は就任演説で、「国民の希望や大望を実現できる未来へと、この国を導けるようベストを尽くす」と宣言している。しかし、インターネットやメディアの検閲、反対派の弾圧など、前大統領時代からの圧政は続いた。

今回の内戦も、アサド政権が反体制派の平和的なデモに対して過剰反応し、武力弾圧を行ったことがきっかけとされる。国民の不満が爆発し、内戦へと発展したのだ。「私はシリア人だ。シリアで生き、シリアで死ぬ」と言ってはばからないアサド大統領は、容赦なく自国民の殺戮を続け、死者数は増え続けた。挙句の果てには、化学兵器の使用にまで及んだ。

なぜアサド大統領は一歩も引かず、自国民の殺戮を続けるのか。今回の霊言で、アサド大統領の守護霊は自らの心中を次のように語っている。

“Bad people must perish from this earth! Bad people are the people who act against my will! My will is the same as God. God's Will! Because I'm a president."( 悪人は、この地上から滅ほろぼさなければならん! 悪人とは、私の意志に背く者だ! 私の意志とは、神と同じさ。神の意志だよ! 私は、大統領だからね)

イラクのサダム・フセイン元大統領や、リビアのカダフィー大佐など、中東には権力を私物化する独裁者が後を絶たない。躊躇なく自国民を殺戮できるアサド大統領は、こうした「独裁者の系譜」に名を連ねていると言える。

一方で、イスラム教国に人権思想が根付いていないことが、一人ひとりの生命が軽々しく扱われる温床になっていることも殺戮が止まない背景の一つにあるだろう。今回の守護霊霊言では、イスラム教圏で国民がより多くの政治的自由を享受し、民主化への道を歩むために、イスラム教の改革が本質的に必要なことが明らかにされている。

「第3次世界大戦」を防ぐために

このまま内戦を続ければ、懸念されるのは戦闘が国境を超えて拡大するリスクだ。今月にはシリア軍のヘリコプターをトルコ軍が撃墜する事件も起きている。トルコには50万人ものシリア難民が流れ込んでおり、シリア側は反体制派をかくまっていると非難しており、緊張が高まっている。

イスラエルとの関係も大きな問題だ。イスラエルと敵対関係にあるレバノンの武装組織ヒズボラは、同盟関係にあるアサド政権を支援するために、シリアでの戦闘に参加している。これを良く思わないイスラエルは、5月にシリア領内の空爆も行った。もし周辺国をも巻き込んだ紛争になれば、次々と介入を呼び込んで“第3次世界大戦"を誘発する可能性も否定できない。

実際にシリア内戦はすでに、諸外国の介入合戦になっている。イランやヒズボラといったシーア派勢力はアサド政権を支援している。それに対して、スンニ派主体の反体制派のバックにいるのは、スンニ派のアラブ諸国だ。加えて、反体制派のグループの中にはアルカイダに正式に加盟しているものもある。

反体制派は内戦の開始直後からアメリカなどの介入を求めていたが、オバマ大統領は首を縦に振らなかった。6月には反体制派への武器供与を発表したが、実際に提供が始まったのは今月に入ってからのこと。「世界の警察官」のアメリカがアサド政権を放置してきたことが、内戦を長引かせているのは明らかだ。

大川総裁は霊言収録後に、次のように話している。

“We must stop the world from becoming like a city without police that is filled with violence. My thought is that they should have intervened much earlier."(世界が「警察がなくなった暴力の町」のように変わっていくことは、やはり止めるべきではないかと思います。私は「もっと早く介入しておくべきだった」と思います)

オバマ大統領は11日のシリア問題についての演説で「アメリカは世界の警察官ではない」と宣言してしまった。シリアへの介入をここまで躊躇したことで、イランや北朝鮮が今後さらに軍事活動を活発化させていく可能性が高い。長期的には日本などを領土問題で脅かす中国が、さらに露骨な覇権主義に出ることだろう。

今回の守護霊霊言では、アサド大統領が速やかに排除すべき独裁者であることが明らかになった。アメリカが「世界の警察官」としての責任を果たし、シリアでの殺戮を止めることができるかどうか。それは、国際社会の平和にとっての分水嶺と言える。

このほかに、アサド守護霊の霊言では、次のような点についても明らかになった。

  • シリアとロシアはどのような関係にあるのか
  • アサド大統領はオバマ政権のアメリカについて、どのように考えているか
  • シリアは化学兵器を自国で製造しているのか。輸入しているとすればどの国からか
  • アサド大統領は核兵器を開発する意図があるのか
  • 「アラブの春」をどのように考えているか
  • 少数勢力のアラウィ派とされる、アサド大統領の宗教観とは
  • アサド大統領はアメリカの軍事介入を恐れているのか
  • アサド大統領の過去の生まれ変わりとは
  • アサド大統領は民主主義や人権についてどのように考えているか

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。
詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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