アメリカの探検隊が1月下旬、木星や土星の衛星と似た環境にある南極のウィランズ湖底で、微生物を発見した。数百万年前に海から切り離された湖は、厚さおよそ800mの氷で覆われており、氷の下には深さ2.5mの塩水(氷底湖)がある。そこから採取したサンプルに、甲殻類と藻類が含まれていた。6日付ナショナル・ジオグラフィックなどが報じた。

調査チームの一員、クリストナー氏によると、新たに見つかった生命体は、地表の生物とつながりをほとんど持たず、多くのものは「岩を食べて」生きているようで、また、「ウィランズ湖の生命体が触れている環境は、氷の天体がそうであろうと思われる環境にそっくりだ」という。

この調査の結果次第で、地球外の似た環境にある天体に生命が存在する可能性が高まるかもしれない。

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