2012年1月号記事

共和党候補に全米が注目

「僕ら一人ひとりがバラク・オバマよりも優れている理由を、アメリカのみんなに話すために僕らは今夜ここにいるんだ」

共和党大統領候補の一人であるニート・ギングリッチ元下院議長は、11月12日の討論会でこう話し、聴衆から大きな拍手を浴びた。

ティー・パーティーの後押しで昨年の中間選挙の躍進を手にした共和党は、オバマ政権の経済政策への不満を追い風に、来秋の選挙でのホワイト・ハウス奪還を狙っている。

今回の選挙戦の目玉は、テレビ生中継の公開討論会が数多く組まれていることだ。共和党の公認を狙う有力候補が政策議論を深める討論会は、11月末までに13回を数える予定で、推定視聴者が600万人を記録した回もあるなど、文字通り全米の注目を集めている。