2026年3月号記事
第20回
釈量子の宗教立国への道
幸福実現党党首が、大川隆法・党総裁による「新・日本国憲法 試案」の論点を紹介する。

幸福実現党 党首
釈 量子
(しゃく・りょうこ) 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒。大手企業勤務を経て、幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から現職。
釈量子のブログはこちらでご覧になれます。
https://shaku-ryoko.net/
新文明創造の基礎となる憲法試案
第十六条
新・日本国憲法 試案〔第十六条〕
本憲法に規定なきことは、
大統領令もしくは、国会による
法律により定められる。

大川隆法・幸福実現党総裁の「新・日本国憲法試案」を学んでまいりましたが、今回が最後の条文となります。
大統領令と法律の役割
〔第十六条〕は、本憲法があらゆる法律の上位にあることを前提としつつ、その具体化を「大統領令」ないしは国会による法律に委ねる、とした内容です。
大川総裁は「細かい手続き的なことについては、かなり欠けているものがあります。それについては、必要に応じて、大統領令、もしくは、国会による法律によって定めてよい」(*1)とされています。
本憲法試案は、「国民の自由の領域を狭めている原点は百三条に及ぶ現行憲法にあり」と見抜いた上で、「まず憲法の簡素化から始めるべき」という、大胆なリストラの精神に貫かれています。
よって、憲法に書いていないからといって、大統領や国会が何でも勝手に決めていいわけではありません。大統領や国会の使命は、あくまで本憲法の精神の具体化であることを忘れてはならないでしょう。
(*1)『新・日本国憲法試案』
戦略なき日本に国家理念と未来ビジョンを
政治の混迷が頂点まで極まり、誰もが先が見えない今こそ、本憲法試案という「未来の指針」が必要です。
高市政権には「国家戦略」がないことが指摘されていますが、国家戦略の前提には、国の拠り所とすべき精神的主柱と、国家アイデンティティが必要です。
国家理念を掲げることは普通の人間の頭をいくら寄せ集めても難しいものです。
そうしたなか、「未来をデザインするのは私に課せられた使命である」と語られている大川総裁が、「聖徳太子の『十七条憲法』に似たスタイルの、プラグマティックな考え方をも加味した規範的な近未来憲法」(*2)を降ろされたのは、日本にとっては僥倖というほかありません。
(*2)『「現行日本国憲法」をどう考えるべきか』
「宗教立国」を基盤とし「自由の大国」を目指す
特に、本憲法に込められた理念は革命的です。
まず、「前文」から第二条までは、「宗教立国」を目指す理念が込められています。第一条の「和」の精神は、個人の心から国全体を仏国土へ変えてゆく、ユートピア建設の理想を謳うものです。また、世界平和実現に努力する国となれば、天御祖神に始まる武士道国家の誇りも取り戻せるはずです。
そして第三条以降の「統治機構」が説かれた部分は、「自由の大国」としての未来を示しています。三権分立を徹底し、議員内閣制に替わる大統領制が、官僚やマスコミ権力に縛られたこの国の「空気の支配」「無責任体制」を打ち破る力となるでしょう。
こうした理念は国民一人ひとりの精神性を基盤として花開くものであり、そのためには宗教的真理の浸透が不可欠です。幸福実現党の使命は、まさにここにあります。
大川総裁は、本憲法試案について「かなり"すっ飛んで"いて、"三十世紀"ぐらいまで飛んでいるらしいのです(笑)」(*2)と述べられたこともありました。
しかし、「常識」と言われているものが、地滑り的に瓦解する時代に入りました。
実際、1991年にソ連が崩壊して多くの社会主義国が自由主義国に移行した時には、ソ連の衛星国などの憲法前文から「マルクス・レーニン主義」に基づいた革命の歴史などの記述が一掃されました。唯物論が国是であった国々の憲法に「神」という言葉が書き込まれるなど、国家観が180度転換したようなことは、現実に起きうるのです。
また昨今、米国議会では宇宙人の存在について議論される時代となり、地球そのものが宇宙時代へと飛躍を迫られています。
世界に通用する国造りと新文明創造の核心
大川総裁の説く政治思想は、「全宇宙的、全世界的仏法真理」が原点となりますので、この憲法試案は日本のみならず、世界でも必要とされるはずです。新しい国造りを夢見る青年はこれからも出続けることでしょう。本憲法試案は、「国造りの教え」の核心であり、叡智の結晶であり、その価値は無限です。
幸福実現党は、本憲法試案を未来への指針として、無限のインスピレーションの源泉として学びを深め、新しい時代に向けて準備を続けています。新文明創造の始まりが、22世紀の夢が、ここにあると信じてやみません。
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