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ロシアが宇宙空間に核兵器を利用した対衛星兵器を開発している可能性があると、米メディアが複数の議会関係者の話をもとに報じ、物議を醸しています。
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ロシアの新兵器が何であるかは正確には不明ですが、専門家の見立てによると、核兵器を爆発させて、衛星を破壊するといった対衛星兵器ではなく、核エネルギーを使った電磁パルス(EMP)によって無力化する可能性などがあるといいます。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は15日の記者会見で、まだ実戦配備の段階には至っていないため、「誰の安全にも差し迫った脅威はない」と指摘。また、地上での対人攻撃や物理的破壊に使用する兵器ではないとも説明します。
米CNNは、「米科学者連盟の核情報プロジェクトのディレクター、ハンス・クリステンセン氏によれば、(アメリカの)議員らはこのシステムについて直ちに脅威とはならないとみているものの、対衛星兵器が軌道に乗れば、米国の核兵器の管理・制御用衛星にとって重大な脅威となるという」と伝えています(2月15日付日本語版)。
また米紙ワシントン・ポストは、「(ロシアが人類初の人工衛星を打ち上げた)スプートニクと宇宙時代の幕開けにさかのぼる恐怖を煽る」と報じています(15日付電子版)。
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