《ニュース》

イギリス王室属領で英仏海峡に在るガーンジー(Guernsey)で、トランスジェンダーの女性が未成年女性に行った婦女暴行で実刑を受け、英BBCなどが報じました。

特に被告の性自認が女性であるために、判決をめぐる検察側の発言において、被告が「"彼女"の男性器」で強姦に及んだという表現が使われるなど、一見、意味不明な状況が生まれたことにも注目が集まっています。

《詳細》

BBCなどの報道によると、フレディ・クリスティアン・トレンチャード(Freddie Christian Trenchard)被告(20歳)は2021年、未成年女性に対する婦女暴行を行い、今年10月31日、王立裁判所がトレンチャード被告に3年の少年院収容との判決を下したとのことです。

問題になっているのが、トレンチャード被告が犯行時に「男性から女性にジェンダーを変える初期段階」にあり、現在はアリッサ・クリスティアン・トレンチャード(Alyssa Christine Trenchard)という女性としての性自認を持っているということです。

地元紙によれば被告の性自認を受け、検察側は被告が「"彼女"の男性器」で強姦に及んだと表現したとのこと。今後の収監をめぐってもどちらの性別で扱うべきか議論が起きています。これについて地元の刑務所長は、本人の福祉と権利だけでなく、周囲の人々の福祉と権利の確保にも重点を置いているとし、未手術のトランスジェンダー囚人を出生時以外の性別で扱うことはできないと語っています。

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