《ニュース》

福岡市の私立中学校のバスケットボール部で、1年生の男子生徒が上級生らに鉄製のチェーンで縛られ暴行を受けていたことが分かり、学校側がいじめ防止対策推進法の「重大事態」と認定したことが分かりました。

《詳細》

被害に遭った男子生徒は今月12日、体育館の倉庫で3年生3人に首と手足をチェーンで縛られ、顔を数回平手で叩かれた結果、顔に全治2週間のけがをして、13日から欠席しています。既に生徒側が警察に被害届を提出して受理されており、警察は傷害の疑いを視野に捜査しているといいます。

学校が聞き取り調査を行ったところ、男子生徒は「以前も同じようなことをされた」と話していることが分かりました。上級生は「悪ふざけだった」と話しているといいますが、学校は今回の問題が「いじめ」に当たるとし、25日に「いじめ対策委員会」を開いて事実関係を確認。いじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たるとして県に報告する方向です。

同じく福岡市内の私立高校では今年5月、2年生の女子生徒が遺書を残して自殺していたにもかかわらず、学校側が「重大事態」と認定せず、県にも報告していなかったことが14日付地元紙西日本新聞の報道で発覚。報道を受けて学校は一転、「重大事態」と認定しています。

女子生徒は「無視されてつらかった」などと書いた遺書を残して自殺していましたが、学校側はいじめ防止対策委員会を設けて調査をした結果、「いじめはなかった」と判断していました。朝日新聞の取材に対し、校長は「『無視された』と書かれた生徒らに与える二次被害を防ぎたい思いもあった」と話しています(15日付電子版)。

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